令和八年度宮中新嘗祭献穀御収穫祭
令和8年9月26日、多摩市一ノ宮の献穀田において、東京南農業協同組合主催による「令和八年度 宮中新嘗祭献穀 御収穫祭」が執り行われました。
4月11日、小野神社にて斎種の神事「宮中新嘗祭献穀斎種祭」を執り行い、その後芽吹いた苗が、5月30日の御田植祭より、田に植えられてから更に四か月。たくさんの方々に見守られ、奉耕者 小暮和幸様とご家族様が丹精を込めて育ててこられた稲は、夏の太陽の恵と雨、大地の恵みを受けて豊かに実り、無事に収穫の時を迎えました。
当日は朝から雨模様となりましたが、祭典に先立ち、一行が献穀田へ向かう参進が始まる頃は、ありがたい事に少し雨が止んでいました。斎主の前を先導が祓い清め、皆様とともに参進し、献穀田へ到着すると、再び雨が降り始めました。
大自然の営みと天地の恵みを身近に感じながら、優しい雨の降る献穀田において、今年の豊かな実りへの感謝を捧げ、御収穫祭を滞りなく斎行することができました。
祭典は、武藏國一之宮 小野神社 宮司 滝瀬悠貴が斎主を務め、禰宜と神事を執り行い、伶人三名の生の音色が行き来の道中や献穀田に響き渡りました。
東京南農業協同組合 代表理事組合長 馬場政宏様、奉耕者 小暮和幸様、多摩市長 阿部裕行様、多摩市農業委員会 会長 萩原重治様、多摩中央警察署 署長 伊藤潤様、多摩市農業団体連絡協議会 副会長 藤井睦夫様、東京南農業協同組合 多摩支店 代表支部長 富澤政宏様をはじめ、関係各位の皆様、そして武藏國一之宮 小野神社 責任役員 、総代の皆様にご参列を賜りました。
この献穀田で大切に育てられ、収穫されたお米は、今年宮中における新嘗祭へ献穀されます。
一粒の種籾から苗となり、田に植えられ、夏を越え、やがて黄金色の稲穂となるまで、長きにわたり心を込めて稲を育ててくださいました奉耕者 小暮和幸様ならびに御家族の皆様に、あらためまして深く感謝申し上げます。
そして、本祭典を主催されました東京南農業協同組合の皆様をはじめ、祭典の準備・運営にご尽力くださいました関係者の皆様、ご多用の中ご参列くださいました皆様、小野神社総代の皆様、そして素敵な写真を撮影してくださいました写真詩家の小石川ひさ様、この尊い営みにお心をお寄せくださいましたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
稲作は、古くより日本人の命を繋ぎ、暮らしと祈りの中に受け継がれてきました。
「病は気から」と申しますが、気という漢字は本来「氣」であり、米が入ります。日本人は古くから、米🌾を氣の原動力、元氣の元にしていた事がよくわかります。
春に豊穣を祈り、秋にその恵みに感謝する。
その実りが宮中へと献じられ、新嘗祭へとつながってゆくことは、誠にありがたく、尊いことでございます。
また、本年は国内外において豪雨や洪水など、水による災害が各地で発生しております。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興と、皆様の平穏な日々が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。
本年の五穀豊穣に感謝申し上げるとともに、皇室の弥栄、国家の安泰、地域の皆様のご平安、そして来る年のさらなる豊かな実りを心よりお祈り申し上げます。
武藏國一之宮 小野神社
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